映画で感性磨きたい!

映画の感想と、映画から自分を見つめなおし頭の整理をしています☆彡そのためかなり偏りがある感想になっていると思います(^^;でも、色々な人のブログをみて、感性を磨いていきたいとも思っています^^よろしくお願いします!

ケルベロスの肖像 感想~

 

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ネタバレあります!注意!

この映画にでている人物のキャラクターはすごく好きです。心療内科医の田口先生、厚労省の役人の白鳥さんのコンビ。人の身体面、精神面、社会面までを考える心療内科医の先生と論理的な思考をもつ役人のコンビで、これがいい感じ^^ちなみに白鳥さん、ロジカルモンスターって異名があるらしいです。

ドラマを全部みているわけではないので、人間関係などわからないところもありましたが、それでもなかなか楽しめました。映画がはじまって早々、ある別荘の地下室で何人もの変死体がみつかる~という衝撃的なスタートからはじまります。
今回は、Aiセンター(AIは、死体をCTやMRIなどの画像解析により死因を究明する制度のことみたいです)に顕微鏡レベルの解像度を誇るMRIを導入するにあたりシンポジウムを開きますって話しがストーリーの中心になります。
その後、その変死体と、Aiセンター、医療問題などが、複雑に絡みあい大事件へと発展していきます。


結論をいうと、結局これは殺人事件です・・


犯人は、ある医療問題に巻き込まれ、その問題について本気で考え行動していた人なのですが、結局どれだけ頑張っても現状ではこの問題に立ち向かえない、許せない!という理由で、今回の事件(殺人+α)をおこしました。自分が医療事故により辛い想いを十分にしてきたはずなのに関係のない人も巻き込みだし、途中から暴走モードに突入していきます。

一方、白鳥さんも研修医時代に医療事故に関わり、それを隠していた事が判明します。しかし、研修医という立場でどれだけ声をあげても、現状ではその問題に立ち向かえなかった。だから現場と患者を支える両方になろうと考え今に至るのだという。また、逃げたいという気持ちもあったのだと言うのですが、すなおな意見だと感じ、胸にひびいた。ロジカルモンスターがそれをいうからぐっとくるんでしょうね。

また、この犯人と同じ医療問題に巻き込まれ、被害者の会で犯人と顔みしりになったという医師も出てきます。この医師は、犯人が犯した犯罪で苦しむ人を必死で助けようとします。

そして最後には、犯人の勘違いも発覚し・・ある意味かわいそうというか、救いようがなかった。

あと、Aiに最強のMRIを導入した先生が出てくるのですが、この人もが非常にかわいそうなんです!派手好きで、自分の研究以外には興味がまったくなさそうな先生で、見ていてもあまり好きにはなれないような先生ですが、自分の目標のために一生懸命頑張ってきた人なのに・・悲惨すぎるやろ!でも、MRI導入のシンポジウムではすごくかっこよかった。てかあんなシンポジウムありえないけど(笑)、

映画にはミステリーやドラマだけでなく、医療問題など非常に難しい問題も出てきます。詳しい知識もないので、語れませんが・・この映画をみて、そしてこのブログを書いていて思ったのが、やっぱり世の中には間違いはあったとしても、正解なんてものはないんだな・・って思いました。自分にとって正解でも人にとっては違うかもしれない。一人一人個別性があって僕らはその中で生きている。正解か間違いかを考えるだけじゃなくて、そのグレーゾーンをもっと考えていく事も重要なんじゃないかなと思いました。

・・だから、僕はヒューマンドラマが大好きなんです(笑)と、よくわらかないまとめで終わります。ちゃんちゃん^^♪