夜行観覧車 感想~
夜行観覧車 感想
観覧車からみる、ひばりヶ丘。上から見るとどの町も一緒だった
一人一人、自分の生きてきた道があり、それぞれの価値観をもっている
どれだけお金や名誉があって、自分とは違う人間だと思えても、完璧な人間なんていない
僕らは知らぬ間にそれぞれの形で他人に自分の存在を示しているのではないか?
そして彩花のいう「坂道病」
坂道病について、以下のように説明があった
「普通の感覚をもった人が、おかしなところで無理をして過ごしていると、足元が傾いているような気分になってくる。踏ん張り続けているうちに自分が傾いていることにも気づかなくなり、ふとしたことで転がり落ちてしまう」
みんなそうだな・・と僕は思った。
この作品に出てくる人達は、小高い山の上の高級住宅街ひばりヶ丘とわかりやすい設定だった。でも本当の坂道病の意味それは・・自分が生きていく上で自分を見失いかけてしまうことではないかと思う。気づかなくても、今はそうでなかったとしても、誰もがこの坂道病と隣り合わせなのではないかと思う。
このドラマの大きなテーマは、「家族」。どんな形があれ、ドラマのように地獄のような家庭環境でも、家族は家族。
人とのつながり そして、家族の存在 そしてそれは自分が生きるために。
明けぬ夜がないように回らぬ観覧車はない
ここでいう観覧車とは、自分の人生の事なのかな・・
「もう戻れない」
隣に誰がのっているかわからないが、僕達は その中でどんな状況であれ、今を生きている。
このドラマ、子役の子の演技がほんとにすごかった(><)