ひまわりと子犬の7日間 感想~
すごくシリアスな映画です。
あらすじ(ネタバレ)注意!!
あらすじ(ネタバレ)~
主人公は保健所で働いている。妻を事故でなくしている。子供は二人。
犬の里親探しなど、殺処分される犬を一匹でも減らそうと努力していているが、無理ならば殺処分しなければならない仕事。胸は痛むが保健所の決まりである。
保健所の犬の「命の期限は7日」「名前はない」
ある日、住民から迷惑な犬がいるとの報告を受け、野良犬を保護しに向かう。野良犬には子供がいた。激しく威嚇し、手におえない状況である。なんとか犬を保護、保健所に連れて帰ることになる。
また父親の里親探しを手伝っていた娘が、父が仕事で犬の殺処分もしていることを知ってしまう。ひどく傷つくが、父親の友人(獣医)につれられ父の働く保健所にはじめて見学にいく。
そこで、あるオリの前に立つ。あの野良犬である。犬は子犬の前に立ち、激しく威嚇している。父親は、娘をオリから離す。
しかし、娘は威嚇する犬をみて、「子供のために一生懸命戦っているんだよね?あの親子をお父さんは殺すの?私のお母さんだって生きてたら同じように守ってくれると思う。あの親子を殺さないでほしい」といい、父は娘とこの犬を守る事を誓う。
その日から父の戦いが始まる。しかし犬との距離は縮まらない。
そんなある日、娘の言葉に父は大事な事に気づく。
それは心で犬に向き合うこと。その日から保健所に泊まり込みこむことになる。
「どんな動物にも生きてきた物語があり、歴史がある」これは亡くなった妻の言葉である。
この犬にはどんな物語があり、歴史があるのだろう・・
期限は7日・・そしてその日がくる。
あとは映画で^^
感想~
犬の殺処分問題・・
社会を知らない子供の純粋な想いにとても考えさせられた。また映画の中での娘の心の成長に胸をうたれた。
すべての動物を救う事はできないかもしれない。
この犬にも一応過去の映像が出てきます。この映画は実話を元にした映画のようですが、犬の過去の話は想像の世界だと思います。でもその犬が生きてきた物語・歴史は必ずあり、例えば映画のように人になつかない凶暴な犬でも人にここまで懐かず凶暴になってしまった原因は必ずあるはず。
僕ができること。まずはこのような事実があるということを知ること。募金、里親探し・・形は違えど、このような問題に真剣に向き合っている人がいるということを知ること。
犬は、ほとんどがペットとして、そして家族の一員として飼われています。動物を飼う時は責任を持って飼い、無責任に殺傷される(飼われる)犬が一匹でも減ってくれるよう祈っています。
僕も生まれた時から犬(ビーグル)がいて、兄弟のように思っていました。すごく感情豊かで、本当に家族の一員でした。別れは本当につらく、今でも思い出します><犬は本当によく飼い主をよくみています。
人間も一緒だなって僕は思いました。この映画の犬のように生きてきた物語、歴史が必ずあって、今がある。色んな人がいるなかで、生きるって難しい><
言葉の力って大きいけど、その言葉の中に含まれているものっていっぱいあると思う。言葉にしなくても伝わるものやっていっぱいあるし。言葉なんかよりずっとそっちのほうが大事やと思う。この映画でも心の友達ってセリフがあったのですが、すごくよかった。