天空の蜂
天空の蜂みました。
あまり自分の好みじゃないと思いきや、最後は衝撃でした。すごく面白かったです。
~あらすじ~
拘束増殖炉の上空で盗難無人ヘリコプターがホバリングしている。
全国の原子力発電所を全て停止しろ、さもないとヘリを墜落させる。
犯人は天空の蜂と名乗りメッセージを送る。
制限時間は約10時間。しかもヘリには爆弾となぜか子供が乗っている。
社会は、人々はその時どうするのか・・・
~感想(ネタバレあり!!)~
原発という大きなテーマの裏にあるメッセージのようなものを感じた。
僕がこの映画をみて衝撃を受けたのは、最後の犯人のコメントです。
震えました。そしてそのタイトルの深さに驚きました。
「子供は刺されて初めて蜂の恐ろしさを知る。
痛みを伴わない想像力は、ただの甘い夢に過ぎない。
想像するがいい。ダイナマイトが、いつも10本とは限らない。」
そして、この犯人のメッセージでさえも、誰かに読まれる事なく人に消去されるっていう所がさらに深いぃいい><:
また、この事件が流れるテレビの先の人達は何事もなかったように生活をしている。
そんなもんだなと思った。自分に関わりがなければみんな他人事なんです。
でも、最後に主人公が息子と話す言葉
「この国に命をかける理由はあるか?」
「ここにある・・」
人は広い視野でみたら、人ってほんの小さな存在かもしれないけど。
みんな精一杯生きてる。
この事件のバックグラウンドには、たくさんの想いがあります。
この事件で、ある子供が頑張りました。その子供に自分の命をかけた男がいます。その子供の父親は、子供に多くの事を学びました。
また犯人を逮捕しようと命をかけた刑事がいます。死にました。刑事にも妻、子供がいました。
犯人達にもそれぞれ苦しい過去があります。
もっともっと映画では登場人物の背景が色々描かれています。
蜂に刺されたものしかわからない。
刺された人にしかわからない事がある。
世の中は自分に関わりがなければ無関心な人が多い。
だけど行動を起こす人だっている。
人生何が起こるかわからない。僕がこの映画をみて考えた事、それはこの作品でいうように甘い夢なのかもしれない。だけど、ここで感じた事は、この映画をみて何も感じない事よりも大きな成長に繋がっていると自分では勝手に思っている。
明日も頑張ろう^^v